日本のラーメン同様、牛肉麺は台湾では大変、ポピュラーな庶民的グルメ。
以前、台湾の農村では、牛は農業において重要な役割を果たしていたため、牛肉を食べる習慣はありませんでしたが、戦後の中華民国政府の移転に伴い、中国本土から来た人たちにより台湾にも麺文化が入ってきました。また、その後もアメリカからの食料支援期にも牛肉の缶詰を食べるようになり、牛肉麺も徐々に普及していきました。
伝統的な四川風味、豆瓣(トウバンジャン)、麻辣(マーラー)などの煮込みスタイルから、マイルドでほのかな甘みの清湯や薬膳スープまで、台湾の牛肉麺は種類が豊富。
今では、台北は牛肉麺文化の中心地となり、台北牛肉麺フェスタや牛肉麺決定戦などのイベントが何度も開催されてきました。